萩焼から十三代 田原陶兵衛の窯で作られた
花入のご紹介です。
いわゆる窯ものではありますが、
十三代 田原陶兵衛の作風やノウハウが
詰まった花入となっています。
小石の混じった黄土色の土をろくろ成形し
釉薬を掛けて作られています。
表面は少し赤みを帯びた斑紋が不規則に
現れており、御本手のような風合いと
なっています。
釉薬の表面には土に混じった小石や
ピンホールが無数に見られ、土ものの味わい
を感じられます。
また鶴首とは形状の一種で、鶴の首のような
細長い首の様な部分がある花入をいいます。
昔からある茶花として代表的な花入で
格の高い「真」の扱いとなります。
床の間などに数輪の花を活けて
さらっとさりげなく飾る花器です。
口がわずかに開いており花が生けやすく
なっています。
下部は丸みを帯びた下膨れ型で安定性があり
上部はすらっと首が伸びスマートなスタイル
をしており、永年愛されてきた飽きの来ない
花入といえます。
花器の裏側には「陶兵衛」の刻印が
ございます。