山中塗から木製のくりぬき、高級煮物椀のご紹介です。

普通の汁椀と比べると、かなり大きく、煮物、雑煮

うな丼やかつ丼、牛丼など丼物各種、ソバやうどんなどの麺類、

けんちん汁や具だくさんの汁物など

用途がとても広くなっています。

一番の特色は蓋がかぶせになっていることです。

普通の蓋付き椀は蓋が落としになっていることが多いんです。

落としになっていると、蓋に付いた水滴が外にこぼれることはありません。

しかし、よくあるのは蓋と身が吸いついてしまい、

蓋が取れなくなってしまうことがあります。

簡単に取る方法があるんですが、それは後日。

かぶせ蓋の場合、吸いつきにくく、仮に吸いついても

取りやすいという利点があります。

蓋も身もすべて木製でくりぬき、うるしの手塗りで仕上げられおり

高級漆器に仕上げられています。

また、黒と朱の塗り分けで塗られており、一色塗よりも手間がかかっています。

くりぬきの木製は軽くて扱いがいいのと、木が湿度を調整してくれるので

より美味しく頂くことが出来ます。

また、うるしには抗菌効果があるので、雑菌を抑制して

食中毒を防いでくれます。