山中塗から木製の銘々皿5枚組のご紹介です。
この銘々皿は桜の木を使って作られています。
薄手に挽かれた桜材に線筋が入れられています。
銘々皿の縁には独楽(こま)といって、同心円状の文様を
朱、黄、緑など色漆で塗り分けられています。
塗り分けられた以外の部分は、すり漆が施されていて
円形に筋が入れられた木地が見えるので、木の素材感が分かり
ざっくりとした、木のぬくもりを感じることが出来ます。
品名は銘々皿となっていますが、銘々皿としては
かなり大ぶりなので、普通の和菓子であれば三つは
盛ることが出来ますので、茶道の菓子器としても使えるサイズです。
傷も目立ちにくいので、普段でも気軽にお使い頂けます。
高台になっているので、特別感もあり、また手が入るので
持ち上げやすく、扱いやすくなっています。
手に持った瞬間に、いい器であることが分かる、軽さと薄さと
品位がある器です。