太仙窯の唐子（からこ）の抹茶碗のご紹介です。

唐子とは、中国風　特に唐代の服装や髪形をした童子の総称です。

または、唐子人形の略。

元来、風俗画の主題ですが、中国趣味に基づく工芸意匠などに多い。

三人唐子、五人唐子、七人唐子などがある。

この抹茶碗は、五人の唐子が描かれているので、五人唐子となります。

五人ともが、異なる姿勢をして動きのある絵柄となっています。

画のタッチはとても細かく、繊細な絵付けが施されています。

外側は口の部分と高台の上と、内側は口のすぐ下に赤絵が描かれており

明るい雰囲気がとても出ています。

茶碗の大きさは標準的で、軽く、高台の内側にも釉薬が塗られているので

汚れも付きにくく、カビなども防止してくれます。

高台には釉薬につけた時の作家の指の跡が付いており

景色となっています。

異国情緒あふれる抹茶碗は、和の抹茶碗とは異なる雰囲気を持っており

一つは揃えておきたい抹茶碗の一つです。