昭阿弥 作の鮎(あゆ)の蓋置のご紹介です。
蓋置は茶道で使われる道具で、釜の蓋を置いたり、柄杓を置くのに使われます。
この蓋置は鮎を題材にしたもので、上部には鮎が3匹重なっており
下部はドーム型になっており、側面には水波のような柄が描かれています。
鮎はきれいな薄い青色で表現されており、下部の水をイメージさせる柄と相まって
涼し気な雰囲気が出ています。
鮎漁が解禁される6月頃から、鵜飼や「やな」が全盛となる8月頃の夏までが
旬であると思われます。
岐阜の長良川は古くから鵜飼の歴史があり、また「やな」が至る所にあり
鮎の料理や甘露煮や昆布巻きなど特産品にもなっています。
岐阜は鮎とは切っても切れない関係にあるといえます。