静岡の伝統竹工芸品である駿河の竹工芸は
西暦1620年(元和6年)頃より製造され始めたと伝えられています。
この駿河竹工芸は古来からの技術、技法を受け継いで
伝統を守り続けられています。
この商品は色艶がよい、三年前後の節間が長く、
やわらかい孟宗竹を使い、多くの工程を経て作り上げられた品です。
その作業には根気を要し、ひご作りから
渕曲げ、底の編作りに70もの工程を経て製品が出来上がります。
こうした竹のひごを使った茶托は見た目が涼しげな印象があるので、
特に夏場に使われることが多いです。
70もの工程を経て、熟練の技術と手間ひまをかけて
作られたこの茶托は、見た目は繊細ながらも
とてもしっかりとしていて、質も高いものとなっています。
この茶托は菊型といって、茶托のまわりが
菊の花のような形をしています。
ガラス製の冷茶に合わせると、とても涼しげでしっくりときます。