日本製の鉄製瓶掛のご紹介です。
瓶掛とは中に灰と炭または、電熱器を入れ、鉄瓶などを掛けて
お湯を沸かすためのものです。
茶道でも使いますが、日常にもお使い頂けます。
この鉄製の瓶掛は四方に「萬年餘粮」の文字が入っています。
「まんねんよりょう」と読み、直接的には
「永久に、いつも食料が貯えられている。」という意味ですが
茶道では、いつの時代であっても、生命の本源は「心の糧」であり
いつも「豊かな心」を持って、穏やかで心のゆとりのある暮らしを
心掛けたいという意味です。
禅にも通じる、茶の湯ならではの深い言葉です。
いつも満たされた「豊かな心」を持って、常に心にゆとりを持って
日々穏やかな生活を送りたいものです。
画像にもあるように、木製の小板と専用の五徳も付いていますので
鉄瓶があれば、すぐに使うことが出来ます。
また、三つの足は唐子が支えているような、面白い作りとなっています。
侘びた感じが特長ですが、使い込んで頂き時代がつくと
更によくなる瓶掛です。
永くお使い頂ける逸品です。