九谷焼から西田伸也 作の酒盃（ぐいのみ）のご紹介です。

伝統的な古九谷花鳥の柄が描かれていて、一目で九谷焼と分かる酒器に仕上がっています。

高台が高く、側面は直角に上がり内側底面は真っ平らの特徴的な形をしています。

内側は底面には枝にとまった二羽の鳥と、側面は菱紋と黄色の花紋が描かれ

細かく複雑な構図の絵柄がメインとなっています。

対して外側は上部には紫の釉薬と下部は緑の釉薬と赤と青のラインが引かれているのみの

一見シンプルなデザインとなっています。

しかしよく見ると、紫と緑の釉薬の下には細かい絵柄が描かれており

手が込んだ仕事がなされています。

磁器製なので焼きが硬く、軽く、扱いやすさがあり、

凛とした格式高い雰囲気があります。