清水焼から手づくりのロックカップのご紹介です。
磁器製の生地に「一珍」の技法で縦に線を12本描き
一つおきに三種類の釉薬を塗って十草柄を表現しています。
「一珍」とはチューブ状の袋の中に泥釉を入れ、
それを押し出して線の文様を描くもので、
高く盛った線が特徴となっています。
凹凸が柄の輪郭と立体的になっており
触っただけで分かる技法です。
3種類の釉薬は群青色、橙色、黄緑色ですが下地に異なる色を
塗って重ね塗りがされており、手間がかかっています。
生地は薄めで軽く磁器製で焼きが硬くなっています。
緩やかに口径が広がっており、飲みやすく氷も十分に入り
洗いやすい形状で使いやすくなっています。
底の径も大きくとても安定して扱いやすくなっています。
他に類を見ないアートを感じさせるデザインと言えます。