清水焼から黒田赫三郎 作の湯呑のご紹介です。

成型から絵付けまですべてハンドメイドの湯呑です。

湯呑の形が珍しい形をしていて、円形が圧倒的に多い湯呑ですが

角型をしており、胴体の真ん中あたりが次第細くなり

また、下へ行くほど太くなっています。

口の部分は若干反り気味なので、飲みやすくなっていて

胴の部分はろくろ目なのか、一定間隔で筋が残してあり

少しだけ凹凸があるので、湯呑を持った時に指にしっかりと馴染みます。

更に、その凹凸は滑り止めにもなっていて、落としにくくなっています。

また、中央部分が細いので手の小さな女性やお子様でも、普通に持つことが出来ます。

また、高台がないのと最下部が太くなっているので、大変安定しており

倒れにくくなっています。

絵柄は大部分は赤がメインで、最下部と内側の上部には、黄と緑の渦紋が描かれています。

その他部分の赤の上に、梅を表わした黄と緑の点が規則的に描かれています。

生地は薄くなく、どちらかというと厚めですが、どっしりしっかりと作られています。

少し民芸色のある、独特の雰囲気を持った湯呑です。