飛騨春慶塗から木製くりぬきの大福盆(膳)
のご紹介です。
材料は樹齢200年以上の天然木を使い、
板状に挽いたものを反りや変形を防ぐために
数年間乾燥させます。
こうして初めて木地を使うことが出来ます。
塗りに関しても本うるし塗りとなっており
うるし塗りの何とも言えない、艶や風合いは
一流品といえるものです。
これも熟練の技術が必要となります。
本物のうるし塗は、時が経っても風合いの
良さが持続し耐久性もあります。
木地は栃の木をくり抜いて作られており、
上に本うるしを塗られた本来の春慶塗です。
本うるし塗の春慶塗は塗りたては濃い色を
していますが日にちが経つにつれて次第に
塗の色が薄くなっていき数年後には木地が
透けるほど薄くなり、塗りも丈夫になります。
これが漆塗りの春慶塗の特徴で塗りの表面も
しっとりとした色合いとなっています。
こちらは春慶塗の中では最も大きな面積が
あるので運び盆としても多くのものを
のせられます。
また渕がありますが低く、形も楕円形なので
お膳としても使いやすい形をしています。
1枚で2通りの使い方ができ汎用性が高い
漆器といえます。
同じ春慶塗と称して、木製ではないものや
うるし塗ではないものがございますので、
お買い求めは信用のある専門店でのご購入を
おすすめいたします。
プラスチック製のものは、木製に比べて重く
なっています。