日本製の箱炭斗(はこすみとり)の
ご紹介です。
箱炭斗とは茶道で使う手付の木製の箱で
中に炭などを入れ、席中の炉や風炉の炭を
つぎ足して補足するための道具です。
真四角ではなく、わずかに上部が広い台形で
炭の出し入れがしやすい形になっています。
持ち運べるように頑丈な持ち手がついており
木製で軽く使いやすくなっています。
持ち手の両端は水屋鐶が掛けられるように
縦の柱が上に出っ張っており、グリップの
部分は丸く加工され持ちやすく
なっています。
裏側は真平らになっており畳を傷めない
ような作りになっています。
茶道の道具は400年以上前から存在し、
使いやすさと見た目の美しさを追求した
究極の形になっているものが多く
普段の生活で様々なものを入れて移動し使う
入れ物としても使える機能的なものと
なっています。