越前塗から木製の干菓子器のご紹介です。
杉の木地を加工して作られた平たい漆器のお皿です。
木地を使い木目が見える風合いは、塗りとは異なり
木そのものの味わいを感じられます。
この菓子器の側面には、「つぼつぼ」と言う柄を透かし彫りされており
涼しげな雰囲気が出ています。
「つぼつぼ」とは文様の一種で、茶道の三千家家元の替紋です。
千宗旦が伏見稲荷を信仰していたので、初午に境内で売られていた土産物の
田宝(でんぽ)を紋にしたものと言われています。
干菓子器以外にも、盛皿など様々な使い方ができそうです。