越前塗から、木製の長角膳のご紹介です。

このお膳は両面使うことが出来、気分やその時に使う器やお料理によって

使うお膳の面を変えて使うことが出来ます。

また、片面しか使えないお膳に比べて、単純に２倍使うことが出来

膳の劣化を抑えることが出来ます。

それぞれの面は異なる技法を使って作られており、風合いも使い心地も色も

全く違い、それぞれの風合いを楽しんで頂けます。

鉋目（かんなめ）という技法は、板の表面に削り目痕を付けて

鉋（かんな）をかけたような痕を付けたものをいいます。

表面に凹凸が出来るので、見た目の変化にもなり、滑り止めにもなります。

もう一方は、乾漆風の仕上げがされており、表面がざらざらしており

丈夫で滑りにくくなっています。

傷も目立ちにくく、上質感、高級感を感じることができます。

さらにこのお膳は両面とも縁が少し上げて作られているので、持ち運びの際

万が一、お膳が傾き器が滑って膳の縁まで行っても

ここで器が落下せずに止まる工夫がなされているので

安心してお使い頂けます。

また、木製で強度はありますが、薄手に作られており

とても軽量なので、お年寄りからお子様まで、どなたでもお使い頂けます。

両面使用可の機能性、伝統技法の高級感、縁を高くして器の落下を防ぐ安全性

軽量ゆえの利便性など、あらゆる利点を併せ持った、お膳です。