越前塗から木製の箱膳のご紹介です。

箱膳とは、収納時は箱の中に食器や箸などを入れてしまっておき

食事をする時は蓋を裏返して、中の器を取り出して

お膳として使えるという、二つの使い方があります。

昔、日本人のだれもが使っていたもので、畳の上に箱膳を置き

その前へ座って食事をしていました。

よく時代劇などで、家族全員が箱膳の前に座り、皆向かい合って

食事をする場面を見たことがあると思います。

畳文化が定着している、日本独自の生活用具だったと思います。

今では、一部のお寺さまなどで使われているかもしれませんが

一般家庭では、ほとんど見られなくなりました。

永年日本人が使ってきた、箱膳の復刻版を再現しています。

レトロな雰囲気を持った、この箱膳は別の使い方をしても

和室に馴染んでいいかもしれません。

この箱膳は、床や畳から持ち上げやすいよう、指が入るように

作られています。

また、蓋を裏返しても、蓋をずり落ちないよう、溝が作られています。

また、お膳として使う面には補強とワンポイントのデザインとして、

布が円形に張られ作られています。

外側は根来塗、内側は黒一色とシンプルで渋い雰囲気が出ているので

飽きの来にくく、永くお使い頂けます。