山中塗の木製くりぬきの汁椀のご紹介です。

一片の木をくり抜き、うるしを何度も塗り重ねてはふき取り

磨きをかけた、高度な職人の技術と手間を惜しまずに作った

高級汁椀です。

汁椀全体、内側にも外側にも細かい筋を無数に入れてデザインとしています。

擦れて摩耗しやすい口の部分と高台の部分には、布が下に貼ってあり

補強されて、耐久性が高めてあります。

塗りは、うるみ塗りといって、黒漆に朱または弁柄を混合して

落ち着いた光沢を持つ塗りに仕上げたうるし塗の技法をいいます。

派手さはなく、しっとりとして落ち着いた、何ともいえない

いい色合いとなっています。

形は口が若干、外へ反っているので、飲みやすい形をしています。

外形は高台から斜めにせり上がり、そこから少しずつ広がりながら

上へ上がっています。

斜めの部分に指が掛けやすいので、手の小さな女性や子供さんも

しっかりと、汁椀を持つことが出来ます。

また、軽いのでとても扱いやすくなっています。

無地の飽きの来ないシンプルなデザインなので

末永くお使い頂けます。