山中塗から木製の茄子 香合のご紹介です。
香合とは香を入れる蓋付きの器で、茶道で炭斗に仕組んだり
棚に飾ったり、帛紗や紙釜敷にのせて床の間に飾ったりもします。
風炉の時期は香木を入れるため、漆器が使われ
炉の時期は練り香を入れるため、陶磁器製が使われます。
鑑賞の対象となることが多く、大変多くの種類があります。
この香合は木をくりぬき、削って、茄子の形を作り
へたなどを付けて、紫の色漆を塗って仕上げたものです。
ほんのりと薄い紫色は、なんとも言えない自然な色をしています。
ベッタリと均一的に色漆を塗っている訳ではなく、濃淡を付けて塗られており
木地の色が部分的に現れており、表面の風合いに変化が与えられています。
へたの部分も本物のように良く出来ています。
茄子の旬は、7月から8月頃なので夏の茶事にお使い頂けます。