山中塗の木製・大円盆（だいえんぼん）のご紹介です。

大円盆は元々茶道で使うお盆で、茶道裏千家　第十三世 円能斎宗室が

考案したお盆で、大円真・大円草の点前をするのに使う盆です。

相伝種目の一課目で茶入れをのせて使います。

黒塗りのシンプルなお盆ですが、中央の平らな部分が広く使える面積が大きいので

実際に盆の上で点前などがしやすいように工夫されています。

盆の縁は包み込むように緩やかに曲がりながら上がっており、普通のお盆よりも

高さがあり深くなっています。

盆の上で抹茶を点てたり、煎茶を入れたり、盆点てをするのに適したお盆といえます。

掻き合わせなので木目が見え、木のぬくもりを感じて頂ける逸品です。