山中塗から田中宗凌 作の中棗のご紹介です。
棗(なつめ)は抹茶を入れる茶器でその形が
棗の実に似ていることからこう呼ばれて
います。
黒地におもだかの花が全面に咲き乱れており
豪華な雰囲気があります。
岩があり流水が描かれ動きのあるデザインと
なっています。
空には鳥が複数飛んでおり、立体的な構図と
相まって高度な技術と多くの手間が
かけられています。
おもだかの開花時期は7月から10月なので
主に夏に使える茶器といえます。
岩の間を流れる流水の絵柄は涼やかな景色を
連想させ季節を感じられる逸品といえます。