高岡銅器製の建水のご紹介です。
建水とは、茶道で抹茶碗を清めた際の水を
捨てる為の器です。
「建」は傾けこぼすの意味があり、
通称「こぼし」とも言われています。
唐銅(からかね)は銅と少量の鉛や錫などの
合金で黒味を帯びています。
その製法が元々中国から伝わったために
「唐」から伝わった銅という意味で、
こう呼ばれるようになりました。
この建水は輿の棒の先にかぶせた金具に
似ていることからの名称で
七種の建水の一つです。
円筒形で底部は少し丸みを帯びています。
外側上部は少し薄めで下部は濃くなる
グラデーションがかかっており
変化が付けられています。