高岡銅器から金森彦兵衛 作の杓立の
ご紹介です。
杓立とは、茶道で使う道具で柄杓と火箸を
立てておく器で皆具の一つとして台子・長板
・立礼の総荘りに用います。
この杓立は唐銅で作られており濃い茶色の
仕上げがなされており、高級感ある風合いと
なっています。
縦方向に三か所、雷紋を中心とした細かな
柄が刻まれておりデザインとなっています。
これは表千家6代の覚々斎好み写しと
なっています。
口の部分には横方向に三本のラインが入り
締まったイメージがあります。
胴の膨らみは少なく首の太さとの差が少ない
スラっとした造形となっています。
裏側には「彦兵衛」の刻印が見られます。
重厚感があり落ち着いた風合いは飽きが来ず
永く使える杓立といえます。