信楽焼から手づくりのたわみ鉢のご紹介です。

信楽焼の粗めの土をろくろ挽きし、それを変形させて作られています。

この鉢の外側はろくろ目が残されており、珍しい赤茶色の「南蛮」となっています。

「南蛮」とは元々は南の異国で焼かれた焼物の意で

特定の国や窯を指すものではありません。

茶褐色で無釉薬のものが多く、表面はざらっとしていて焼き締めてあるのが特徴です。

内側は灰色でつるっとしていて、大胆に刷毛目が付けられています。

ろくろ挽きで作られているので、大きさの割に軽くお使いやすい鉢といえます。

渋く落ち着いたデザインなので、食材をぐっと引き立ててくれます。