讃岐塗から、栃の木をくり抜いて作られた、一生もののお盆のご紹介です。
特に最近、大きな材料が取れない中で、これ程大きな長角盆を
くり抜いて作ることは、大変困難になっています。
こちらのお盆は、日本の熟練した職人さんが作った長角盆です。
表面はほぼ全面にわたり、一彫り一彫り高い技術で彫り上げています。
こうした、高い技術と大変な手間がかけられたものは、
大変迫力があり、それを見る人に感動すら与えます。
ざっくりとした雰囲気ですが、細かい彫りの部分と大きい部分とが
しっかりと使い分けられています。
持ち手の部分も、それぞれの指がしっかりとかかるよう、
丁寧な作りがなされています。
ある程度の厚みがありますが、見た目よりも随分軽く、
実用的で大変使い易くなっています。
真塗りではなく、すり漆で仕上げられているので
傷も目立ちにくく、擦れや傷などを気にすることなく
どんどんお使い頂けます。
とても高い耐久性があるので、通常の使い方であれば、
何十年もお使い頂くことができます。
過酷な状況で使われて、漆が剥げてきても、塗り直しが出きますので
「一生もの」ということが出来ます。
漆を塗り直すと、新品同様になって仕上がってきますが
「本物」は擦れたり、多少の傷がついて、使い込んで頂いた方が
「そのもの独自の味」が出て、その変化を楽しむのも一興です。
自然の素材を使って、100%ハンドメイドですので、
それぞれの個体は、すべて異なる表情をしております。
一つとして同じ物は出来ませんこと、何卒ご了承くださいませ。