三徳窯の抹茶碗のご紹介です。

海老（えび）は元来、おめでたいイメージがあります。

高級なおせち料理には必ず入っています。

海老は高価であることや、特に昔は手に入りにくく、貴重な高級食材であり

特別な日にしか食べられませんでした。

今もそうですが、特別な時、特別な日にしか出されることはまずありません。

それは、何かのお祝いであったり、結婚であったり、喜びごとの行事に

使われることが多いようです。

また、おせち料理に入っているのは、海老は背中というか

人間でいう腰の部分が曲がっているので、腰が曲がるまで

長生きして欲しいという願いが込められています。

この抹茶碗は、お祝いの席や新年、喜びごとの行事や、それに因んだ

茶会などに使うのが、最も適している抹茶碗だと思われます。

茶碗の形は寸胴で、標準的な大きさです。

海老は大胆に大きく、力強く描かれていて、迫力があります。

福が舞い込んできそうな、立派な画が描かれています。

白刷毛が所々に塗られていて、内側は若干赤みを帯びた部分もあります。

迫力ある画で重厚感がありますが、実際の茶碗は薄手で軽く、

扱いやすくなっています。

祝いの行事に使える抹茶碗なので、縁起もよく、

福が舞い込んできそうな抹茶碗です。