露地(ろじ)とは茶道で使う茶室に伴う庭のことで、千利休は露地の境涯を仏界に結んだ。
ここに入る時は、百千の妄念を捨てて、仏心を露出するとの意味でこの名前が
付いたという説があります。
露地に入り歩をすすめながら、世俗のほこりを清め捨てると言われています。
茶庭である露地を通ったり、腰掛待合から茶室に入るまでに履く草履のことで
庭がある場合の茶会には必ず必要になる道具です。
職人さんが一つひとつ、手作りで作っています。
材質は竹の皮や藺草などで作られており、わらで編んだ草鞋(わらじ)とは
見た目は似ていますが、中身が異なります。
この草履はカチッと作られており、硬く中身が詰まっているような印象があります。
わらじのふかふかした感じはなく、かっちり作ってある感じです。
わらじに比べて、耐久性もあると思われます。
こちらの露地草履は靴下をはいた状態でも履けるように、またがなく
スリッパのように履くことが出来ます。
スーツなど洋装のお客様用に必要となります。