日本製の手作り耐熱ガラスのご紹介です。
単に耐熱ガラスというだけではなく、金属成分と
炎の相互作用によって多彩な色を発色し、窯変する
神秘的なガラスです。
その扱いは非常に難しく、ベテランの職人たちの技術と
経験によって美しい色彩と模様が表現されます。
カップの取っ手を見ても、後から接着したものではなく
カップ本体の口の部分からからガラスを延ばして、
持ち手の形にしたものです。
こうしたカップと持ち手が一体となっているのを見ても
この器を作るのに、大変高度な技術が必要であることが分かります。
ソーサーは渕がクリーム色で中央がアンバーで透き通っており、クリーム色が
渦のようになっています。
カップは上部の口周辺と持ち手の部分はクリーム色で下に行くに従い
アンバーに変化しています。
縦に白色のストライプ柄が付けられています。
プレートもカップも中心の底のアンバーの部分は透けてガラスらしさが出ています。
その透き通った色合いが、とてもきれいです。
人工的には付けられないような、自然な変化が見られます。
まさに芸術といっても過言ではない美しさです。
焼成温度が高いため、高い金属音がすることから
硬くて、欠けにくいガラスであることが分かります。