清水焼から田中永高 作の油滴天目の
ぐい呑みのご紹介です。
天目釉は鉄質黒褐色の釉薬で、鎌倉時代に
日本の禅僧が中国から持ち帰った抹茶茶碗
(天目茶碗)が始まりと言われています。
天目茶碗は茶道では格が高く、貴人点で
使われるように特別な扱いとなっています。
釉薬は鉄やマンガンによって様々な窯変が
現れます。
このぐい呑みは、油滴天目と言われるもので
円状の銀色の斑点の結晶が漆黒のガラス釉の
中に多数浮かび、暗夜の星のようにきれいな
風合いとなっています。
表面の釉薬はとても艶があり、銀の斑紋が
金属のような美しい輝きを放っています。
表面はラスター釉のような艶があり特別感が
漂っています。
少し大ぶりで本体は丸みを帯び、口は外側に
反っているので口当たりがよく、飲みやすく
なっています。
シックな色合いは日本酒によく合い、
飽きの来ないシンプルなデザインなので
永くお使い頂けます。
落ち着いた雰囲気と高級感が特徴と
なっています。