清水焼から相模竜泉 作の兜（かぶと）仁清色絵の抹茶碗のご紹介です。

白土を使ってろくろ挽きした、クリーム色の生地にきれいな色絵が

描かれた抹茶碗です。

金色を多用して絢爛豪華な風合いとなっています。

金色以外も緑、朱、藍、茶、銀色など様々な色が使われています。

また、金色を使って霞のような柄が茶碗の内外に描かれています。

この抹茶碗は兜（かぶと）が描かれていることから、

端午の節句の頃の茶事に使って頂きたい抹茶碗です。

端午の節句は、５月５日で男子の節句とされ、邪気を払うために

菖蒲（しょうぶ）や蓬（よもぎ）を軒に挿し、粽（ちまき）や

柏餅を食べる習慣となっています。

男児のある家では、甲冑（かっちゅう）や軍（いくさ）人形を飾り

庭先に鯉のぼりを立てて、その子の出世を祝います。

豪華な兜と弓矢などが描かれていて、端午の節句や

武将などに因んだ茶事にはぴったりの抹茶碗です。