清水焼から赤絵の盛皿のご紹介です。
成形も手作り、赤絵もすべて手描きのお皿です。
独特の細かい赤絵は「潁川赤絵」(えいせんあかえ)と名付けられています。
潁川とは宝暦三年生まれの京都の陶工で、京焼の磁祖といわれる人物です。
磁器の焼成に成功し、京焼における磁器の先駆者となった。
作品は様々ですが、特に赤絵の手が優れていて、花鳥などは特に
筆致が暢達であったとのことです。
その潁川の赤絵を模して、この角皿の絵付けがなされています。
中央に鳥が舞い、その周りに魚や草花が細かく描かれています。
外側の角の皿に対して、中に描かれているのは円を基本としており
バランスがとられています。
下地の白い釉薬には貫入が入っていて、当時の時代
を少し感じることができそうな雰囲気です。
形は茶事などの菓子器としても、お料理などにもお使い頂けます。
縁があるので多少汁の出る者でも大丈夫です。
縁が低めであることが、お洒落さを感じ、また使う用途が広く
あらゆるお料理が盛り付けることが出来ます。
皿の四隅が隅切りとなっているので、使いやすく、洗いやすく、
デザイン的にも洒落た感じがします。
大きさも、一番よく使える大きさで、工夫次第で様々なお料理を
盛りつけることが可能です。