加賀瑞山 作の蓋置のご紹介です。

蓋置とは茶道で使う釜の蓋をのせる道具です。

柄杓を引くのにも用いますが、単に道具というものではなく

茶会のテーマや季節ごとに形や材質、柄などを合わせて

使うため、その種類は膨大なものになります。

棚の上に飾ったりもするので、非常に目立って

小さい道具ではありますが、なくてはならない存在です。

この蓋置は竹を模って作られており、節や竹特有の凹凸や節の中央部分に

穴が空けられているなど、とても精巧に作られています。

本物の竹の蓋置も使われますが、それ以上の価値が十分にある

蓋置に仕上がっています。

外側は緑交趾、内側は黄交趾で作られていて、

とてもきれいな色合いとなっています。

蓋置は5㎝程度の小さいものですので、明るくてきれいな蓋置は

目立ってとても映えます。

他の道具とのバランスもありますが、少し目立ったデザインのものの

方が、存在感があっていいような気がします。

この竹の蓋置は、本物の竹のものよりも華やかで目立ちます。

また、特に季節が限定されないので、いつでも使うことが出来ます。

活躍することが多くなりそうな逸品です。