飛騨春慶塗から、木製の長手盆のご紹介です。
15号、尺五寸とかなり大きな長手盆なので、一度に多くの器を
運ぶことが出来ます。
器を載せる部分は、「へぎ目」といって、木を剥いだ表面のように
意図的にデコボコに作られていて、その風合いを楽しむことが出来ます。
見た目の重厚さから、重いイメージがありますが、驚くほど軽く
実際に使う場合も、重さがネックになることはなさそうです。
木地は樹齢150年から200年のものを使用します。
板に挽いてから、変形を防ぐため、積木をして、通気性をよくして
数年間乾燥させます。
塗りは多くの工程を経て本漆で塗られており、深い色合いをしています。