臨済宗大徳寺派 芳徳禅寺の住職 橋本紹尚 氏 筆の軸のご紹介です。
芳徳禅寺は奈良県奈良市にあるお寺で、
あの有名な剣豪 柳生宗矩が父 石舟斎宗厳の供養のために創建しました。
柳生宗矩は徳川秀忠の剣術指南役、家光の兵法指南役、
初代の幕府惣目付(大目付)となり、一大名までになりました。
芳徳禅寺の住職 橋本紹尚 氏は花園大学を卒業し
大徳寺第489世、小田雪窓老師に師事し
三玄院 先代 藤井誠堂老師より「紹尚」を拝命しました。
軸は横物で、「梅 徧界香」 意味は字そのもので
梅 徧界(へんかい)に香る、と読みます。
徧界の徧はあまねくという意味で、梅の香りが
辺り一面にあまねく広がっている様子を表わしています。
梅の季節2月から3月にかけて、使うことが出来る軸です。
字は凛とした、しっかりとした字で
柳生の里のお寺にふさわしい雰囲気が出ています。