有田焼から琳派古伊万里の盛皿のご紹介です。
古伊万里には有田の陶工たちによって様々な日本固有の
様式美が取り入れられました。
その一つが、尾形光琳によって完成された琳派芸術です。
琳派芸術は身近な題材を奇抜な構図や大胆な色使いで
描写したものです。
これまでの絵画様式を超越し、独自の造形美を築いた
総合芸術の最高峰です。
これを受け継いで生まれたのが「琳派古伊万里」です。
日本芸術の奥深さと、やきものにかける陶工たちの情熱を
感じさせてくれます。
藍をベースにした、絢爛豪華な色彩です。
この盛皿は三段階のうちの中で、34㎝の径があるので
ある程度の量の料理の盛皿としても鍋の具材まで
使うことが出来ます。
縁が上がっているので多少の汁気があっても大丈夫です。
また、皿の縁が輪花といって、花のような縁取りがなされて
お洒落になっています。
額皿として飾って頂いても成立する高級感のある
盛皿といえます。