今回は五合用のごはん土鍋を使い、分量もマックスの五合を炊きました。
炊き方は簡単で、中強火(中火と強火の中間)の火力一定で16分加熱すると
蓋の穴から蒸気が勢いよく出てくるので、2分待って火を切ります。
その後20分そのままの状態にしておけば、出来上がりです。
おこげが少し欲しい場合は、蒸気が蓋の穴から出てから3分待って火を切ります。
炊き方の手順を整理すると
① 中強火の火力一定で加熱する。(約16分)(カタログ上では18分から22分)
② 蓋の穴から水蒸気が勢いよく出てきたら、2分待って火を切る。
③ そのままの状態で20分間蒸らして出来上がり。
要するに、火をつけて穴から水蒸気が出たら、2分待って火を切るだけです。
火加減をする必要は全くなく、本当に簡単です。
加熱時間の16分プラス2分と蒸らし時間の20分の合計38分で炊き上がりました。
今回参加して頂いたお客様も、あまりに簡単すぎて、本当に驚いていらっしゃいました。
ごはん土鍋で炊いたご飯と、電気炊飯器で炊いたご飯の両方を食べ比べをして頂きました。
結果はごはん土鍋で炊いたお米が圧倒的多数で完全勝利でした。
お客様からは「本当に同じお米ですか?」という質問が出るくらいでした。
「これだけ味が変わるとは・・・感動しました。」というお言葉も頂きました。
「もちもち感が全く違います。」「電気炊飯器の米はパサパサですね。」など
絶賛のお言葉が多数ありました。
今回参加されたお客様は女性5名でしたが、五合炊いたお米は8割方なくなりました。
お漬物を一緒に出したこともあり、お一人ご飯茶碗に3杯から4杯は召し上がって頂きました。
講座のスタートが午後2時半で、空腹時ではなかったにも関わらず、これだけ多くの
土鍋で炊いたご飯を召し上がって頂いたことだけ見ても、味の差は歴然としているといえます。
因みに使用したお米は、「お米がいいから、美味しいのは当たり前。」と言われないように
5kgで1,618円のコシヒカリを使用しました。
同じお米でも、ごはん土鍋と電気炊飯器と比べると、味や食感が
2~3ランクくらい変わってしまう感じがしました。
お米自体の品種が違うと思われるくらい、味が変わってしまうことが
お客様の生の声で、実証されました。
つまり、いくらいいお米を電気炊飯器で炊いても、本来のランクよりも
2~3ランク味がダウンしてしまうということです。
逆に今回、特別いいお米を使用していないにも関わらず、ご飯のお替りが
三杯も四杯もあって、食がすすむのは、普通のお米がランクアップして
おいしいお米に変化するということになります。
土鍋で炊いたご飯が冷めた時の味について、次回の特集で述べたいと思います。