五代 眞清水藏六 展

令和3年7月24日(土)~7月27日(火)

ごあいさつ

 

岐阜 小林漆陶様では、初めて茶陶展を

開催させていただきます。

五代藏六襲名から七年がたちますが、今までどおり迷いのない姿勢で

日々作陶に励んでおります。

唐津の登り窯で丹精を込めて焼きあげた個々の作品を皆様にご高覧いただき、

ご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

令和三年七月吉日  五代 眞清水 藏六

 

 

京都の訓練校で学んでいた頃、古唐津の名品が載っている本に大変心奪われ、唐津をぜひ勉強したいと思い

当時唐津の代表的な作家 西岡小十先生を師として10年間内弟子として修業に励みました。

その流れで平成9年唐津に割竹式登窯を築き、朝鮮、唐津陶を中心に作陶しておりました。

7年前に5代藏六を襲名してからは、京都の香りのする作品作りにも着眼し、唐津の山土で成形し稾灰釉で焼成した後に上絵付けするやり方で作品を発表しております。

登窯で焼いた作品は、その時の湿度や窯詰の状態などで雰囲気が違うので、作り手として大変興味を惹かれるところです。

 

 

多種に及ぶ唐津の釉において土とのマッチングは大変重要であり、またその品物を窯詰めする場所によって作品の良し悪しが、はっきり変わってきますので、釉薬がけ、窯詰めは神経をよりとがらせておこないます。

一旦火が入れば、一昼夜心を集中して思い切って焚き上げていきます。

この窯では、幸い茶陶作品の大量生産はできませんので、一品一品心を込めて良品が焼けるよう、努めております。

 

五代 眞清水藏六

初代 藏六は江戸時代後期、京の和気亀亭に師事

その後 京都 五条坂にて開窯

天保14年 妙法院宮法教親王より「眞」の一字を賜り姓を眞清水と改める

1864年 玄々斎の孝明天皇献茶に際し、茶碗・茶入を造る

 

略歴

1962年(昭和37年) 4代藏六の長男として京都に生まれる 名は徹

1984年        京都府立陶工高等技術専門校専攻科を修了

1985年        京都市立工業試験場修了

1995年        唐津 西岡小十先生に師事

十年間の修業を終え帰京  父、4代藏六に師事 作陶に専念

1998年        唐津にて割竹式登窯(玄々窯)を築窯 初火入

2002年        天満屋広島八丁堀店にて初個展 以降、三越日本橋本店・各地で個展

2013年        5代藏六を襲名

2014年        京都高島屋・日本橋三越本店にて襲名記念展

京都市美術館にて京焼歴代展出展

2015年~2017年  岡山・名古屋・福岡・長岡・福山・姫路・高崎・神戸など各地で襲名記念展

2018年~2020年  高島屋にて襲名記念巡回展(京都・米子・福山・姫路・横浜・大阪・高崎)

2020年        神戸ギャラリーにて長方皿展  日本橋三越本店にて茶陶展

『五代 眞清水藏六 展』

【日時】
令和3年7月24日(土)~7月27日(火)
午前10時~午後5時
※作家来店: 24日(土)・25日(日)・26日(月)

【場所】
小林漆陶
〒500-8182 岐阜県岐阜市美殿町6

小林漆陶での取り扱い