先日、箸を求めのお客様がご来店されました。
贈り物ではなく、ご自分で使う箸を求めでした。
「いい箸を選んで買える店がなかなかなくて。」
「探して来ました。」とおっしゃられました。
とてもありがたいお言葉でした。
「いい箸」といっても、一膳千円を切る価格の箸から
5千円くらいまでの箸が、弊社小林漆陶の店舗には
常時50から60種類展示しております。
値段はそれぞれですが、品揃えのコンセプトがあります。
①耐久性があり、永く使えるもの。
②日本の伝統工芸の技法またはそれに近い方法で作られているもの。
③デザインは落ち着きがあり、おしゃれで美しく、飽きが来ないもの。
④持ちやすく、使いやすく、洗いやすいもの。
⑤古くなって劣化が進んでも、嫌にならないほど、つくりがしっかりしているもの。
以上の点に気を付けて、箸を選んでいます。
木製でも食洗機に入れられるものも採用しています。
箸は直接手に触れ、口の中にも入れるものです。
また、食事中は手に触れることが最も多いものです。
ですので、昔からこだわりを持って箸を扱ってきました。
このお客さまはお気に召した箸を見つけられたようです。
こんな時代だからこそ、日本製のこだわった箸を扱う、すこしマニアアックな店があっても
いいんじゃないでしょうか?
千円前後の買い物なので、そんな高くないし。
日本の伝統的な箸もいいもんですよ。