最近、日本製のいい土鍋を購入される方が増えているような気がします。
本当にありがたいことです。
日本製の土鍋の中でも、上の方のいい土鍋です。
こうした土鍋は、一部の安価な輸入の土鍋と比べると
使っている土から違いますし、作りも異なっていて
より永く使って頂くようにな作りになっています。
さらにより永く使って頂くには、初めて使う前に「目止め」という作業を
する必要があります。
土鍋は耐熱陶器で粗い土を使っているため、土鍋の表面はたくさんの小さな穴が空いています。
この穴を塞がずに、そのまま使うとその穴にだし汁がしみ込んで、出し汁が抜けて
具だけが残ってしまったり、ちっとも沸騰しなかったり、
土鍋の中奥深くまで出し汁がしみ込んで、臭いが取れなかったり
カビの原因になったりと、様々な不具合がおきます。
ですので、「目止め」は必ず行ってください。
土鍋によって「目止め」の仕方は少しずつ異なります。
米のとぎ汁か、うどんの湯で汁か、残りご飯を粥状にしたものかを
土鍋で炊き上げた後、1時間程度放置してください。
何を使うかは、お買い上げの土鍋の説明書に従ってください。
こうして、土鍋の表面の小さな穴をでんぷん質で塞ぐことになります。
こうすることで、土鍋の強度も増し、炊きあがりも早くなり時短、省エネにもなります。
少し面倒かもしれませんが、一番最初だけの作業で、その後の土鍋の状態が
随分違ってきますので、是非行ってください。