先日、岐阜市の隣の各務原市から、お客様がご来店されました。
そのお客様は、「各務原市の昔からあるお店は、全滅してまった。」
とおっしゃいました。
恐らく、各務原イオンが出来たことで、各務原市の商店街が多分あったと思うのですが
それが全滅に近い状態になってしまったということだと思いました。
しかし、日本製のある程度のレベルの器を買う店がないので
岐阜市の弊社まで、足をお運び頂いたんだと思いました。
「小林漆陶さんのようなお店は貴重な存在だよ。」とおっしゃって頂きました。
しかし、岐阜市の中心市街地も今大変な状態になっています。
決して他人事ではなく、「貴重なお店」でいられるように
更に頑張っていかなくてはいけないと思いました。
一方先週、一年に2回行われる仕入れ会に行ってきました。
年々、仕入れに来るお客さんは減少しており、この業界がよくないことが
手に取るように分かりました。
偶然、今全国のショッピングモールに多店舗展開している、知り合いのバイヤーに会いました。
この会社は全国のショッピングモールに100店舗近く展開しており
不景気のこの業界にあって、ひとり勝ちだと思っていました。
しかし、よく話を聞くとお客さんはモールに来ても、物を買わなくなっているとのことでした。
ぶらぶらしているだけで、買い物はしないというんです。
更に最近はそのぶらぶらもなくなりつつあるということでした。
モールに入っていれば、家賃や歩引き、販促費などがかかりますし
夜9時や10時まで販売員を置かなくてはならず、人件費も余分にかかります。
相当な金額を売らなければ、採算が取れないということでしょうか。
そういえば、近くの陶器屋さんがモールに出展していた店舗も閉店してしまったようです。
ショッピングモールに出展しているお店も決していいというわけではなさそうです。