茶道は、日本の総合芸術・文化と言われ、多くの日本独自の
技術や文化が凝縮されて入っています。
抹茶碗や水指などの陶芸、棚や茶器、炉縁などの漆芸
釜や火箸、花入れなどの金工芸、風炉先や紙釜敷、色紙や短冊などの紙工芸
茶杓や茶筅、籠の花入などの竹工芸、軸などに書かれる書や歌や画賛、
花入れに生ける季節の花などの植物学、四季折々に出されるお菓子の文化、
日本の伝統的な食材が使われる懐石など料理の文化、
使い帛紗はもちろん、古帛紗や出帛紗など数えきれないほどの裂地の文化、
様々な様式の茶室に見られる建築学 茶室の周りの庭の作り、
茶室で炊く香の文化、喚鐘や銅鑼など音の文化、
最高の部位を使う炭の文化など、大変多岐にわたり日本文化の集大成といっても
過言ではありません。
また茶道の根底には、禅の教えがあって日本の宗教的な要素も多分にあります。
軸には禅語が書かれることが多く、茶道は大変奥深い意味合いを持ちます。
これほどの文化が凝縮されている茶道は、世界に類を見ないものとなっており
この途方もない奥深さに、世界が魅了され始めています。
この続きは次回。
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