昨日、6月5日に毎年恒例のテーブルトップショー(仕入れ)に行ってきました。
全国から多くの商社が集まる大仕入れ会です。
実際に新商品を仕入れるという目的が一番ですが、
現在の景気の状況や、どういうものが売れる傾向があって
これからの業界の流れや方向性を探るという情報収集もとても重要です。
担当者と直接話をして、現状を聞いてきましたが
どこも大変厳しい状況のようです。
原料や材料も、釉薬や箱代も、送料もすべてが値上がりしていて
売れ行きが悪くなるので、値上げを今までは我慢してきたが
それも限界に達していて、値上げをせざるを得ないという状況だそうです。
職人が高齢化でどんどん廃業して、商品が出来にくくなっています。
商社も廃業が相次いで、このままだと5年ほどで産地が消滅するかもしれない
危機的状況にあるという所もありました。
ほとんどの商社が大変厳しい状況にあり、これは既に個々の会社の努力では
どうにもならない状況にあります。
政府の発表と正反対、真逆の状況が実際には起こっており、業界全体が
低迷しているという印象を持ちました。
物が売れない、昔からの習慣が変化して、すべてが緊縮方向に動いており
消費は冷え切っているように感じました。
こんな状況で消費税が上げられたら、更に消費が冷え込むことは間違いないと思いました。
ただならない状況に直面していることは、間違いないように思いました。