山中塗から木製汁椀のご紹介です。

最も摩耗しやすい口の部分と高台の部分に布を張って

その上からうるしが塗られて、補強されていて耐久性が高められています。

内側は朱色、外側は溜色に塗られていますが、外側は

「木地呂」という技法が使われています。

「木地呂」とは下塗り、中塗り、上塗りと三回ほど、透漆を塗り

最後に磨き仕上げをして、艶を出します。

表面はツルツルで、中の木目がうっすらと透けて見え高級感があります。

木のぬくもりも、うるしの手触りも両方感じて頂ける、技法となります。

日常のお味噌汁や吸い物などに使える標準的な汁椀ですが

口径が広めで、どちらかというと深さがなく、口が開いた感じの形をしています。

高台の口径も広めなので、安定しています。

指が掛けやすく、本体も軽いので、持ちやすくなっています。

木製のうるし塗りの汁椀としては、リーズナブルな価格設定となっています。