先日、つい数日前アメリカからのお客様にご来店頂きました。
ペンシルバニア州からいらっしゃったということでした。
まだ、20歳代か30歳位までの年齢の若いカップルでしたが
ご家族へのお土産に複数の商品をご購入頂きました。
九谷焼のプレート数枚、清水焼のぐい呑みなどの手作り酒器各種
何焼だったかお洒落なブルーの小鉢、桜皮細工の菓子鉢など
かなりのボリュームでしたが、そのほとんどが伝統工芸品で
職人や作家だ手間暇かけて作られた、逸品ばかりでした。
言葉の関係で商品の具体的な説明がほとんどできなかったにも関わらず
お客様が選ばれたものは、一級品ばかりでした。
お値段はリーズナブルなものも含まれてはいますが
値段は関係なく、いいものばかりでちょっとびっくりしました。
本当にいいものは、国籍や習慣が異なっていても、何となく分かるみたいです。
いや、今は日本の伝統工芸品に対する評価は、日本人よりも海外からの評価の方が
高いのかもしれません。
お土産というレベルではなく、最近の日本人でもなかなかセレクト出来ない
高品質でハイセンスの器でした。
日本製のお洒落ないい器は、今日本国内ではあまり評価されていない時代に
なっているのかもしれませんが、世界はしっかりと評価してくれているのかもしれないと
少しほっとしました。
昨今、日本製品がどんどん少なくなってしまっていて、日本人自体が
日本製品を買わなく(買えなく)なってしまっています。
時代に合わないのかもしれませんが、リーズナブルな日本製のいい器を扱う
数少ないお店であり続けたいと思います。
今回、お買い物をして頂いたアメリカの方に「いいお店だ」と
片言の日本語でおっしゃって頂き、とても嬉しく思いました。
多分、アメリカの方なので、お世辞ではないと思いますが・・・(笑)。