千家十職の土田友湖の出帛紗のご紹介です。
千家十職とは、茶道具の作家の中で特に千家が指定した
十人十職の家系を称して言います。
明治時代中期から称されるようになり、袋師として
土田友湖はその中の一人となっております。
当代は十二代となります。
この出帛紗は主に裏千家様が使われる古帛紗です。
この二重蔓牡丹唐草は、名物裂の一つで
二重蔓の唐草に牡丹の花の花紋をつけた図柄です。
生地の朱色は、落ち着いていて大変いい色をしております。
唐草と牡丹の白がとても映えています。
また、紹巴裂なので柔らかく、使いやすくなっています。