先日、岐阜市で大変繁盛しているイタリアンレストラン様に

リーデルのワイングラスを納品させて頂きました。

 

和陶器中心の弊社ですが、洋食器やガラス類もお値打ちにご提供することが可能です。

 

お見積りをお出しした所、そのイタリアンレストランの社長様より

どこよりも「安いね!」とおっしゃって頂き、納めさせて頂きました。

 

何十客ものワイングラスを入荷した後、すべて検品しました。

 

弊社はすべての商品を必ず検品してからでないと、納品いたしません。

 

その中で1客だけ、少し不具合のあるものが見つかりましたので

メーカーに返品交換してもらい、良品を納品いたしました。

 

その不具合のあるワイングラスは、処分してくれとの、メーカーからの指示がありましたので

処分しようと思いましたが、今までリーデルのグラスは使ったことがなかったので

自宅で使ってみようと思いました。

 

今までワイングラスはお店などの営業用がほとんどで、一般家庭ではほとんど使われないと

思っていました。

 

その理由にワイングラスの形が、ボウル、ステム(脚)、台座で構成されており

洗いにくく、ガラス製で割れやすいのではないかという、不安を持たれやすく

日本のユーザーからは敬遠されがちなのではないかと思いました。

 

弊社も店頭ではほとんど売れなくて、ワイングラスはただの恰好だけの為の

グラスなのだろうと勝手に思っていました。

 

しかし、リーデル社は創業260年以上、モーツアルトが生まれた年に創業し

現在は11代目となっています。

 

ワイングラスのラインナップは90種類以上あり、ワインの品種ごとに

それ専用のワイングラスを作っています。

 

ワインの生産者とのテイスティングによって、そのワインに最適なワイングラスを

開発するというのだから、驚きです。

 

しかも、世界中のワイン愛好家から絶賛されていて、世界的なワイン品評会や

ソムリエコンクールなどにも、リーデルのワイングラスが使用されています。

 

これは絶対に何かあると思い、いつも飲んでいる安いワイングラスを注いで飲んでみました。

 

初めはいつもと一緒だろうと思いましたが、これがびっくりする程味が変わってしまいました。

 

いつもは安いワインなので、お世辞にも美味しくなく、こんなもんだろうと思って飲んでいましたが

リーデルのワイングラスを使うと、飲めないことはないレベルまで、引き上げられました。

 

理由は分かりません。

 

ただ、コップで飲むよりも、断然おいしく感じてしまうのです。

 

リーデルのグラスはクリスタルグラスで出来ていて、普通のワイングラスよりも

薄くて、口当たりがとても繊細です。

 

マシンメイドですが、この品質で1客1,500円+税は格安です。

 

リーデルのワイングラスは、①芳香 ②舌触り(質感)③風味 ④後味 の

4つを計算されて開発されているのだそうです。

 

器によって、味が変わってしまう、嘘のような話ですが、それを実感してしまいました。

 

日本酒を注いでも、美味しく感じました。

 

お恥ずかしながら、いい器で飲食すると、より美味しくなってしまうことを

今さらながら、再確認致しました。

 

一流の飲食店の繁盛店がいい器を使うのは、こういう理由があるのだと確信しました。