今、柳ケ瀬や美殿町、神田町など岐阜市の中心市街地には

昔から営業している古いお店と、最近新しくオープンしたお店の2種類の

お店があります。

 

衰退が進んでしまったとはいえ、それでも依然として歯を食いしばって

がんばっている地元のお店がたくさんあります。

 

昔からあるお店は生き残りをかけて、涙ぐましい努力をして踏ん張っています。

 

新しくオープンしたお店も個性的で、特色を持った素敵なお店がたくさんあります。

 

どちらのお店の経営も決して生やさしいものではなく、店主は相当の覚悟を持ち

腹をくくって営業を続けています。

 

当然、みんな自分の生活がかかっているので必死です。

 

岐阜の人でも、地元では買い物をしないという人がいます。

 

岐阜の中心地街地のお店の数が減ってしまったということと、

名古屋駅前が発展しているという両方の理由があると思います。

 

しかし、このまま岐阜の街が衰退して消滅してしまうことが、

岐阜にとって本当にいいことなのでしょうか?

 

街がなくなり何も岐阜で買えなくなると、遠くまで電車で買い物に行かなくてはならず

とても不便で、住みにくくなります。

 

住みにくい街の人口は決して増えません。

 

日本の人口はこのまま行くと、1億人をきり、8500万人まで減少するそうです。

 

しかも超高齢化社会で、魅力ない市町村の人口は劇的に減ることが予想されます。

 

岐阜市の魅力がなくなり、人口が減ると税収が減り、行政サービスが低下します。

 

または行政サービスを維持するため、税金を上げざるを得なくなります。

 

行政サービスが低下しても、税金が上がっても、岐阜への移住者は少なくなり

最悪の場合、人口が流出して、更に税収が減るという負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

地元の街を大切にしたいと思う気持ちがあるなら、何回かに一回は中心市街地のお店を

利用するという気持ちが、岐阜の街を救うことになるのかもしれません。

 

因みに、弊社のホームページからの注文は、東京 横浜 神戸 大阪 千葉 名古屋などの

首都圏と大都市からの注文が圧倒的に多く、首都圏や大都市で手に入りそうなのに

地方の一商店である弊社にご注文頂けることは本当にありがたいと思っています。

 

弊社がいいお店かどうか分かりませんが、永年続いているお店には

何か特筆すべきものがあるはずです。

 

岐阜にも、そんなお店はまだまだあると思います。

 

岐阜も捨てたモノではありませんし、せめて故郷愛のある地元の方には昔からのお店を大切にして頂き

岐阜発の新しいお店を育てて頂けないでしょうか?

 

なるべく地元のお店を利用しようという意識が、回りまわって

故郷である岐阜や個人のプラスとなって、返ってくるのではないかと思います。

 

さびれ切った、何もなくなってしまった自分の故郷を見て、寂しい気持ちになるのは

自分だけではないと思います。