飛騨春慶塗から木製のA4サイズの文庫の
ご紹介です。
木地は樹齢150年から200年の材料を
使い、木は変形する性質があるので
通気性をよくして数年間、乾燥させます。
塗りはうるしが使われており、木地磨き、
目止め、下塗り、仕上げ磨き、摺り漆、
コクソ巻き、すり漆、上塗り、乾燥と、
多くの工程を経て作られています。
飛騨春慶塗は四百年前から、日本に伝わる
伝統工芸品です。
本物の春慶塗は塗りたては、濃い色を
していますが、何年もかけて色が次第に
薄くなっていき、最後には木地が透けて
見えてきます。
色が薄くなると同時に、塗りが固く丈夫に
なっていきます。
春慶塗は何年もかけて、完成形と
なっていきます。
漆の皮膜は半永久的に呼吸し続け、通気性と
抗菌効果があり酸、アルカリ、塩分、
アルコールなどに侵食されることがなく
防水性、防腐性、熱や電気の絶縁性にも
優れています。
何百年も前の春慶塗が現存しているのは、
こうした理由があります。
大切な書類を保管しておくのにはふさわしい
高級文庫です。
この文庫はA4サイズの書類が入れられます
ので、仕事でもご自宅でも便利に
使うことができます。
底には布張がなされており、アクセントと
なっています。
シンプルであるがゆえに、ごまかしの
きかない永く使える逸品です。