高岡製の錫(すず)で作られた掛け花入れの
ご紹介です。
錫(すず)は金・銀に次ぐ高価な金属として
知られています。
酸化しにくく抗菌作用が強く金属アレルギー
にもなりにくい素材です。
錫は金属の中でもさびに強く、変色しにくい
のが特徴です。
人体にも無害なため、安心して
お使い頂けます。
その歴史は古く、紀元前1500年頃の
古代エジプト王朝では錫(すず)の道具が
用いられていたと推測され日本でも正倉院に
錫製の宝物が納められています。
「錫の器に入れられた水は腐りにくい」とか
「お酒の雑味が抜けて美味しくなる」とか
古来よりお酒や飲料水をまろやかな味わいに
するといわれています。
錫には抗菌作用がある為中の水が腐りにくい
ので飲み物も長持ちしますし、花生けに
お使い頂くと、花が長持ちします。
この花入れは氷柱(つらら)の形をしており
錫のシルバーと相まって涼し気な雰囲気が
あります。
表面は氷を割ったような自然な凸凹があり
深い味わいがあります。
少ない花を活けて、どこかに掛けて手軽に
使える花器です。
和でも洋でも使える汎用性の高いモダンな
デザインの花器といえます。