中村翠嵐 作 尊式花入れのご紹介です。
尊式の尊は中国の殷・周時代の青銅製の酒の礼器で
それを写して、花入れにしたものが、尊式花入れです。
特に使う時期は選ばないので、いつ使ってもいいようです。
この花入れは、交趾で有名な翠嵐の作で、とても奥深い
紫色ををしています。
上下が膨らみ、胴が絞られた形が決まりの形です。
中央の四角い柄は緑、黄、青の交趾となっており
小さいですが、きれいな色彩です。
茶花など、活ける花が少なめの場合に、使える花入れです。
濃い紫色は高貴な色であり、高級感が漂う花入れです。