日本製の炉用の五徳のご紹介です。
五徳は茶道で使う釜の下、灰の中に据えてのせる器具で
鉄製のものが多くなっています。
下部の輪から三本の柱が立ち上がり、先端の爪が
内側に曲がっており、それで釜を支えています。
こちらの五徳の爪は太過ぎず、細過ぎない平均的なもので
使いやすくなっています。
色は真っ黒ではなく、グレーがかった色をしており
爪の形もすらっとしてスマートな印象があります。
脚の部分には「虫食い」といって、虫が食ったような細工が
施され、侘びた風合いが演出されています。