美濃焼から織部の徳利のご紹介です。
茶色の土をろくろ挽きで成形し、織部の釉薬を
全体に掛けて作られた酒器です。
下部には茶色の土が見えており、織部釉は少しくすんで見え
侘びた風合いが特徴となっています。
少し粗めの土が使われているので、織部釉の上からでも
土味が見え荒々しさを感じることが出来ます。
全体に丸みを帯び、安定感もあってオーソドックスですが
均整のとれた造形となっています。
胴回りには縦に削ぎが入れられており、
シンプルなデザインとなっています。
容量は260ccで適度な容量となっています。
形と色、大きさから、一輪差しとしても使える逸品です。